金城 次郎 Jiro KINJO 1912~2004
大正元年(1912)12月3日沖縄県那覇市与儀生まれ。13歳で陶芸を始め、那覇市壷屋の陶工・新垣栄徳の製陶所へ入所。民芸運動家・浜田庄司らの指導を受け、素朴で明朗な琉球陶器を制作する。昭和29年第6回沖展に工芸部門の新設により出品。昭和30年国画会展に初入選、翌年新人賞を受賞。昭和33年ルーマニア国立民芸博物館に「抱瓶」「魚紋大皿」が永久保存される。
昭和42年第1回沖縄タイムス芸術選賞大賞。昭和44年国画会展会友優秀賞、日本民芸館賞。昭和46年日本陶芸展に「白掛魚紋線大皿」で入選。昭和47年読谷村座喜味に開窯。沖縄県指定無形文化財(技能保持者)に認定される。昭和52年現代の名工展で労働大臣賞を受賞。昭和60年4月「琉球陶器」で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。平成5年勲四等瑞宝章授与。平成16年(2004)12月24日歿、92歳。
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